精力剤としての効果も期待できる?マンガンを徹底解説

精力剤としての効果も期待できる?マンガンを徹底解説

10view

2018.06.28

マンガンってなに?

マンガンの概要

マンガンという言葉を聞いたことがある人はいるかもしれませんが、そもそもマンガンがどのようなものかを知っている人は少ないのではないでしょうか。マンガンとは、栄養素のひとつであり、人間の体に必要とされる必須ミネラルの1種です。消化酵素や代謝酵素、食物酵素といったさまざまな酵素の構成成分になるほか、酵素の活性化に関与し、骨代謝、糖脂質代謝、皮膚代謝といった体の代謝を促進する役割を持っています。

体の外から摂取する必要のあるミネラル

ミネラルは、人間の体を構成する酸素・炭素・水素・窒素という主要の4元素以外のものの名前です。ミネラルは人間の体内に約12~20 mg存在しているとされていて(成人の場合)、基本的には食事などで体外から摂取することになります。

マンガンを含めて16種類のミネラルが必須ミネラルとされていて、そのうち7種類が主要ミネラル、9種類が微量ミネラルです。マンガンは微量ミネラルに含まれています(主要ミネラルと微量ミネラルは体内に含まれる量によってわかれています)。

マンガンの役割

人の体に欠かせないマンガン

マンガンがミネラルの1種であり、体の代謝アップにつながるということは理解していただけたかと思いますが、ここではもう少し詳しくマンガンの持つ5つの役割を紹介していきます。

1.インスリンの生成に関与

インスリンは人の血糖値を調整する際に用いられるホルモンの1種であり、不足すると血糖の量が異常になり、最悪の場合糖尿病につながる恐れもあります。マンガンはこのインスリンの合成に関与しています。

2.神経細胞間での情報伝達

マンガンは神経細胞間で情報を伝達する際に用いられます。一方で過剰に摂取しすぎてしまうと、脳にとってはマイナスとなり、思考能力の低下、からだがうまく動かせない、精神障害、中枢神経系障害といった事態になる可能性があります。

3.体の酸化を防ぐ

マンガンは、活性酸素の活動を抑える成分である抗酸化酵素の成分となり、体内の酸化を防ぐ役割を持っています。

活性酸素は細菌やウイルスを撃退する役割を持つなど、人間の体に欠かすことができない重要なものです。一方で、その量が多すぎると細胞を酸化させて体内を傷つけてしまい、結果として体の衰えや病気などにつながる恐れがあります。また、活性酸素はLDLコレステロールを酸化させ血管を傷つけることもあります。こちらは心筋梗塞などの生活習慣病を引き起こす原因となります。

マンガンはこれらの事態を防ぐ際に役立つ成分です。

4.酵素の活性化

冒頭でも触れているようにマンガンは体内の各酵素の構成成分となるほか、各酵素の活性化に関与しています。酵素が活性化されると生殖機能や発育、脂質代謝の向上が期待できます。

5.人間のからだづくりに関与

マンガンは人の骨や皮膚といった組織の合成のほか、骨を作る成分の生成促進、骨へのミネラルの沈着をサポートするなどの役割を持ちます。骨の形成に大きく関わるため、骨や皮膚の健康の維持、骨粗しょう症などの予防のためには欠かすことができません。

精力剤としてのマンガン

人間の体を作っていく上で重要な役割を果たすマンガンですが、精力剤としての役割は期待できるのでしょうか。先述のとおり、マンガンには酵素を活性化させることで、生殖機能の向上につながることが期待できます。そういった意味では精力剤として摂取することもできなくはありません。しかし、その効果の検証は十分に行われているわけではないので、その点には注意が必要です。

マンガンを摂取しよう

マンガンが不足するとどうなる?

野菜などの植物性食品から摂取できるということもあり、偏った食事をしていなければ日常生活を送る中でマンガンが不足することはほとんどありません。

しかし、万が一不足してしまった場合は、肌荒れや骨粗しょう症、骨格異常、生殖能力の低下などにつながる恐れがあるほか、小さな子供だと発育に影響を与える可能性もあります。また、マンガンは代謝に関わる栄養素であるため、不足すると代謝が悪くなり、結果として糖尿病や脂質異常症といった生活習慣病の原因になる可能性もゼロではありません。

人間に対する効果を明らかにした研究は不十分ですが、動物に対して行われた実験では、マンガンが欠乏することによって骨の異常、成長障害、妊娠障害が起こったという報告がされています。

マンガンが多い食べ物

体に異常をきたさないためにも、日頃の生活の中からしっかりと意識してマンガンを摂取していきたいところです。それでは、どのような食品にマンガンが含まれているのかを確認していきましょう。

マンガンは基本的に肉や魚、卵などの動物性食品にはあまり含まれておらず、穀類、イモ類、豆類、果物、野菜などの植物性食品に多く含まれています。

具体的には以下のとおりです。

  • しょうが
  • 葉しょうが
  • 玉露の日本茶
  • しそ
  • 油揚げ
  • パセリ
  • 玄米ごはん
  • 納豆(ひきわり)
  • たくあん
  • パイナップル
  • めざし
  • 干しえび
  • あおのり

など

このように、普段の食事の中でも意識すれば簡単に摂取できるものが多くあります。これらの食品の中でもとくにお茶や香辛料などは多くのマンガンを含んでいます。

マンガンの摂取量

マンガンは基本的に不足することはほとんどないと書きましたが、厚生労働省によってその摂取量が定められています。

成人の場合、男性で4.0mg/日、女性で3.5mg/日とされていて、耐用上限量は11mg/日です。マンガンは吸収率が低く、食事から体内に取り込んだとしても、その大半は排泄されてしまいます。

そのため、マンガンが体内に過剰になるケースは少ないといえますが、穀類や豆類などマンガンを豊富に含んだ食事を中心に行うと過剰摂取となる場合があるので注意が必要です。

一定量のマンガンを23ヶ月間毎日投与されたという症例ではパーキンソン病のような症状が出ていることが報告されており、健康被害が起こらないと断言することはできません。

マンガンを気軽に摂取するには

マンガンは日頃の食事から摂取することができます。しかし、中にはマンガンを含んだ食品が苦手で食べられないという人もいるかもしれません。

そういった人にはサプリメントでの摂取をおすすめします。サプリメントは薬局などで気軽に購入することができて、1回あたりの摂取量の目安が決められています。マンガン不足に陥ることもなければ、過剰に摂取してしまう恐れもありません。

生活習慣病などが気になるようでしたらサプリメントで計画的にマンガンを摂取するようにしましょう。現在薬を服薬している、初めてだからわからないという方、は担当医や薬剤師に相談して利用するようにしてください。

マンガンまとめ

今回は、マンガンについて紹介してきました。最後に内容を改めておさらいします。

  • マンガンは必須ミネラルの1種で体の外から摂取しなければいけない
  • マンガンの役割はインスリン生成、情報伝達、酸化防止、酵素の活性化、骨・皮膚の生成など
  • 酵素の活性化によって生殖機能の向上にもつながる可能性があるため、精力剤としての利用もできる
  • マンガンは主に穀類や豆類などに含まれ、お茶や香辛料などに特に多い
  • 成人のマンガンの摂取料は男性で4.0mg/日、女性で3.5mg/日であり、特に偏った食事をしていなければ体内で不足することはない
  • 万が一不足してしまうと骨が弱くなったり、代謝が下がったり、糖尿病につながる恐れがある
  • 偏った食事やサプリメントを頻繁に摂取すると過剰摂取になる。過剰摂取による健康への影響がないとは言い切れない
  • サプリメントでも販売されているので、穀類、豆類が苦手な人はこちらもおすすめ

ぜひ、普段の生活のなかから適切な量のマンガンを摂取して、健康な生活を送れるようにしていきましょう。

このコラムが気に入ったら
ぜひ「いいね!」をお願いします♪

みんなに役立つ情報をお届けします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

あわせて読みたい関連コラム

掲載中のコラムを見る